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『~しゃけ番長。のこれ観よ!~vol.3 ぼくたちの家族』

皆様、先週末は母の日でしたね、如何過ごされましたでしょうか、
今回は「母の日に、母の存在の大きさを改めて実感した」そんな方に見て貰いたい、ある家族の物語をご紹介します!

~実体験から描かれた、とある家族の物語・・・~

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あらすじ:若菜家は、息子2人、父と母の平凡な家族。だがある日、若菜家の母・玲子(原田美枝子)に「脳腫瘍」が見つかる。末期症状で、余命1週間の診断をされる。父(長塚京三)は取り乱し、長男の浩介(妻夫木聡)は言葉を失くし、次男の俊平(池松壮亮)は冷静を装う。やがて、“どこにでもいる家族”に潜んでいた秘密が表面化していく―。どうしたらいいか分からない、でも投げ出すことなんてできない。そして男たちは「悪あがき」を決意する―。

「舟を編む」で国内外から高い評価注目を集めた石井裕也監督が、早見和真原作の同名小説を
「自らの物語」と語り、脚本&監督を手掛け本気で“家族”というものに向き合い描いた渾身の作品である。

どこにでもいる普通の家族であっても、
それぞれの家庭に何かしらの“問題”“事情”を抱えているのだ…。
この物語では、母が重い病にかかったことをきっかけに、その問題が表面化していきます。
ポイントは、その問題をめぐる家族の姿がリアルに丁寧に描かれているところ!
お金にまつわるところ等は、わりとシビアな感じで描かれていたりします。
家族の関係も単なる仲良し家族というものではなく、
それぞれが「母の存在を中心に危ういバランスの上で成り立っていた」というところもポイント!
バランスを崩した父、兄、弟…男3人のバラバラ感が(キャラクターの個性・役者陣の演技もあって)良いっ!
そんなバラバラな彼らが母のために必死になる姿、いびつながらも結束する様子にほろりとさせられた。
そして、その“母親”役の原田美枝子の演技・表情が心に響きました・・・!!
この母の存在があってこそ、この家庭は成り立っていたんだと納得させられる存在感を持っていました。

家族を描く作品は色々ありますが、
この作品は誰にでも当てはまり、避けては通ることのできない部分を
見事に描き切っており、観る人すべてが様々なものを共有できる作品ではないでしょうか。
重いテーマながら、全体的にやわらかい雰囲気に仕上がっているのはさすがでした。

記事担当:しゃけ番長

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(C)2013「ぼくたちの家族」製作委員会

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