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いっそ18禁にしてしまいたいっ!「大人」たちにこそ、夏には、『夏時間の大人たち』を・・・

本格的に夏到来!私が、毎年、夏に観たくなる映画は、『夏時間の大人たち』。中島哲也が脚本・監督を務めた、自身初となる劇場長編映画です。いっそ18禁にしてしまいたいくらい(笑)、「大人」たちにこそ、夏にオススメです!!!!!

夏時間の大人たち

逆上がりのできない小学生の、一夏のエピソード。

主人公・たかしは、逆上がりのできない小学4年生。クラスには5人の逆上がり落伍者がいて、先生は、「これは、人生の勉強だ。助けあって、困難に打ち勝て」と励まします。でも、たかしとっては、、逆上がりはただの逆上がりでしかなく、人生というやつにもピンときていない・・・。そして、たかしには、1日目から練習をさぼってしまうのです・・・。

別に、逆上がりができても、できなくても、人生が大きく変わるわけではないですが・・・。人生の困難を克服することの意味が、詰まった映画です・・・。たかしの目を通して描かれる現実に、大人となった自分の「今」が重なります。「大人」になることは、ちょっとずつ鎧を身にまとっていくような感じで、見動きがとりにくいことも沢山あって・・・。まぁ、仕方なく「大人」をやってるわけなのですが・・・。でも、その鎧を剥いでいけば、自分の中に、むきだしの子供の純粋さがあることに気づかされます。

夏時間の大人たち場面写真

中島哲也監督の初期作品。

『下妻物語』『嫌われ松子』『パコと魔法の絵本』などの中島哲也監督の映画だからといって、想像するうようなカラフルさや勢いあるテンポとは違う世界観。予想する展開をほんのちょっとだけ外してくる、さりげないユーモアがたまらないです。たかしが相当おバカなので(笑)、全体の展開はおバカで、ほのぼの~。でも、ふとした瞬間に、ズシリと本質的なことをついてくるので、油断できませんっ!

 

夏

 

それでは、素敵な夏を~!

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(C)FAT

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