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梅雨だから!! お家 de ひきこもり会!!

梅雨の雨音を聞きながら、一人お家にひきこもる日もありますよね。俗世間から離れ、ひっそり、じっくりと自分に向き合う時間。そんな時間も、いいですよね~。

 

梅雨だから!! お家 de ひきこもり会!!

観るには覚悟のいる映画ですが、自問自答の時間にはピッタリ!! ニーチェの逸話にインスパイアされた、ハンガリーのタル・ベーラ監督による映画『ニーチェの馬』を絶賛オススメいたします!!

 

———————————————< まずは、予備知識 >———————————————

◆ニーチェとは? ・・・・・ フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(1844年10月15日 ~1900年8月25日)は、ドイツの哲学者であり、後世の文学・哲学に大きな影響を与えた人物。 「神は死んだ」の有名な言葉をご存じの方も多いのではないでしょうか。 真理、理性、価値、権力、自我といった既存の概念を解釈しなおし、 悲劇的認識、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰といった独自の概念を生みだしました。 特に有名な概念は「永劫回帰(永遠回帰)説」であり、 世界は何か目標に向かって動くのではなく、 現在と同じ世界を何度も繰り返すという世界観をさしています。

 

◆ニーチェの逸話とは? ・・・・・ 1989年、ニーチェは、トリノの広場で鞭打たれる馬車馬を見て駆け寄り、この馬の首を抱えながら涙を流し、そのまま発狂。正気に戻ることなく、最後の10年を狂気の淵で過ごしたと言われています。(このエピソードは、あくまでも逸話であり、事の真偽は定かではありません。)

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「あの馬はどうなったのか」という疑問を巡る物語。

それが、映画『ニーチェの馬』。

“人間の尊厳”を追求する深遠な黙示録です。

(C)2011 T.T.Film,MPM Film,Vega Film,zero fiction

 

[あらすじ] どこかの田舎、石造りの家と命をつなぐ古井戸。そして、疲れ果てた馬と、農夫と、その娘。暮らしぶりは貧しく、単調な毎日の繰り返し。ついに男は、娘と馬を連れてこの家を出て行くことを決意。少しずつ追い詰められていくさま、暴風が吹き荒れる6日間の物語。

[受賞歴] 第61回ベルリン国際映画祭銀熊賞・国際批評家連盟賞。

 

 

梅雨の時期。雨音を聞きながら、お家で一人、この映画を鑑賞するのは、粋です! この映画には、ニーチェが提唱した世界が溢れているように感じます。 すべて無価値であることを前向きに考え、一瞬一瞬を積極的に生きるということ。 生きるということは、ドラマチックな瞬間の連続ではなく、平坦で単調なことの繰り返し。 そうです!目の前のスクリーンに映し出される、この平坦で単調な反復に、あれこれ解釈をしはじめると、パラレルワールド…。 窓の外の雨の音を感じながら、一人脳内会議を繰り広げてみてはいかがですか??

 

 

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