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ソフバン白戸家のCMディレクターの初映画『ミツコ感覚』

最近の私のお気に入り映画。『ミツコ感覚』。

いびつで不完全な日常の旋律が生み出す、奇妙で愚かしく、そしてどこか愛おしい、美しい姉妹を取り巻くデイリーライフのお話。

(C)GEEKPICTURES

 

——- お気に入りな理由 ——-

★ソフトバンクのCM「白戸家」シリーズなどを手掛ける人気クリエーター、内山ケンジの初映画!!

かなり新感触の映画です。一言で行ってしまえば、不倫泥沼劇なのに、ドロドロとジメジメした陰湿なムードは皆無。独特なテンポに、初めは違和感を感じるのですが、ふと気付くとお茶目で独特な味わいになります。

★みんな、何となくおかしい…。強烈なキャラクターが大爆発!!

何かが足りなくて、何かが過剰。そんな登場人物のキャラクターに、イラッ。。でも、憎めない。むしろ、愛おしいと思ってしまうのは、秀逸な演技力にグイグイ引き込まれるからです。出演は、初音映莉子(『ノルウェイの森』)、石橋けい(『女優霊』)、古舘寛治(『マイ・バック・ページ』)他、映画界のみならず、演劇界などでも活躍する個性的な俳優さんです。

★日常はいびつ。そんなものです…。

日常は奇妙で、愚かで。そんなものだと思うのです。こういう気張らない感覚が、心地よいです。ごく普通の生活、普通の幸せを望んでいるはずなのに、常に何かが足りない。「信じたい。だけど…。」っていう絶望や不安を抱えつつも、「まぁ、絶望と不安に浸っていても仕方ないから。まぁ、かすかな希望を持って生きてみようか」っていう感覚に包まれるのでした。まぁ、今日も、明日も、明後日も、ひっそりと気丈に生きていこうかと思います。前向き過ぎない、でも、決して悲観的ではない。そいういう感覚、好きです。

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