ヤン・ヨンヒ監督3作品 ~北朝鮮について知ってみる~
北朝鮮のミサイル発射のニュースを耳にする今日このごろ…。南北分断、離散家族、拉致問題など、歴史的背景や政治的思惑と色々な事情がある中で、北朝鮮の個人の現実について、もう少し知ってみたいと思うのです。
解決の糸口がないまま、多くの家族に悲劇は起きている…。
観ておきたい! 在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督の3作品!
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昨年2012年8月に公開し、各映画祭で受賞し喝采を浴びた、監督ヤン・ヨンヒの最新作。
『かぞくのくに』 (2012年8月公開)
監督ヤン・ヨンヒが今なお北朝鮮で暮らす家族を想い書き下ろした〈真実の物語〉。
第86キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第一位、主演女優賞(安藤サクラ)/第55回ブルーリボン賞作品賞、主演女優賞、助演男優賞/第67回毎日映画コンクール脚本賞/第64回讀賣文学賞戯曲・シナリオ賞/第4回TAMA映画賞最優秀新進監督賞/第34回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞/第62回ベルリン国際映画祭C.I.C.A.E.賞 他
(C)2011『かぞくのくに』製作委員会
監督ヤン・ヨンヒの深い悲しみが溢れた映画。 監督の分身かと思わせる安藤サクラさんの渾身の演技に吸い込まれ、ハンディカム撮影により、その場にいるような錯覚になります。
なんだよ・・・。
なんでだよ・・・。
なんなんだよ・・・。
そんなやり場のない感情が、毎日続き、深い悲しみは、人生にまとわりついて離れないものなのだと思うのでした。 リアルさが、痛く…苦しく…重い…映画ですが、おススメです!
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さらに、監督ヤン・ヨンヒの過去に製作されたドキュメンタリー映画2作品を一緒に観ると、考え深いです…!
『ディア・ピョンヤン』 (2006年)
朝鮮総連の元幹部だった父を中心に自身の家族を10年間追い続けたドキュメンタリー。
ベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞/サンダンス映画祭審査員特別賞山形国際ドキュメンタリー映画祭特別賞 他
(C)2005 Yonghi Yang/Cheon inc.
ヤン・ヨンヒ監督は、「ディア・ピョンヤン」発表後に、北朝鮮への入国禁止となったそうです。
『愛しきソナ 』 (2011年)
北朝鮮への入国禁止を言い渡された在日二世の映像作家ヤン監督が、北朝鮮に渡った兄と愛する姪ソナへ贈る感動のドキュメンタリー。
2010年ベルリン国際映画祭正式出品/2009年釜山国際映画祭正式出品/2010年ニッポン・コネクション正式出品/2010年イスラエル国際女性映画祭正式出品/2010年HotDocs国際ドキュメンタリー映画祭正式出品/2011年Pan-Asia映画祭正式出品
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ゆっくり、じっくり、考えてみる。そんな時間も、いいですよね。
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