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各賞、総ナメ!ホンモノの殺人者たちが演じる戦慄のドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」。

もうすぐ!!2月5日から第65回ベルリン国際映画祭がドイツで開幕!!楽しみですね。この映画祭は、カンヌ国際映画祭とヴェネツィア国際映画祭と並んで、世界三大映画祭のひとつ。1951年に映画史家であるアルフレッド・バウアーをディレクターに開催されたのが、始まりです。当初は、第二次世界大戦前に芸術の都として栄えたベルリン西側の文化や自由や豊かさをアピールするために始まり、政治色の強いもの。その影響を受けてなのか、現在も、他の映画祭と比べて、社会派作品が集まる傾向があるような気がします。

「これぞ、社会派!」

そう言っても過言ではない映画をご紹介。2013年のベルリン映画祭で2部門を制覇するなど、世界中の映画祭や批評家から熱烈な支持を集め、全世界50以上の映画賞を受賞した映画です。
アクト・オブ・キリング

前代未聞!!
「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」

60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者たちは、驚くべきことに、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている。

彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、オッペンハイマー監督は「では、あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか?」と持ちかけると、意気揚々と過去の行為を再現・・・。

事件の被害者ではなく、加害者に自らの行為を演技で「再現」した衝撃作です。

アクト・オブ・キリング 場面写真

悪夢?いや、現実。
人間の闇に直面することになる・・・。

まるで映画スター気取りで、身振り手振りを交えながら殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。でも、いたって、どこにでもいる、孫思いのとっても良いお爺ちゃんです。

そんなおじいちゃんが、過去に大量に人を殺し、その虐殺手口を淡々と語る姿は、異様な光景です。今、私の目の前に映し出されている光景は、一体何なのですか???悪夢???頭、大混乱・・・。脳ミソが、溶けかけました・・・。

でも、ふと気づいてしまうのです・・・。目の前の光景は、悪夢ではなく現実で、それは私たち人間の恐ろしさだと・・・。地球上の全人類にとって、普遍的な問題に直面することになるのでした。

 

※受賞歴※
第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート
2013年ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査委員賞・観客賞受賞
全米批評家協会賞ドキュメンタリー賞受賞
英国アカデミー賞ドキュメンタリー賞受賞・外国語映画賞ノミネート
ほか、多数受賞

※補足※
『アクト・オブ・キリング』には、【劇場公開版】と、【劇場公開版では描ききれなかった内容が追加された《オリジナル全長版》】があります。

 

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(C) Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012

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