数多くの映画、舞台、テレビドラマに出演し、豪快な演技で知られる俳優の夏八木 勲さん（芸名を夏木 勲と名乗る時期もありました）。先日5月11日に息をひきとったとの悲報に、ご冥福をお祈り申し上げます。

東京都足立区の出身で、大学を中退後に劇団俳優座の養成所に入り、原田芳雄さん・林隆三さん・村井国夫さん・前田吟さん・地井武男さんなどと共に、「花の１５期生」と呼ばれています。1966年（昭和41年）、俳優座養成所卒業と同時に東映と専属契約し、アクション・時代劇・やくざ映画で、正義の主役・悪者の敵役と、数々の映画に出演。1968年（昭和43年）に東映を退社後は、三島由紀夫主宰の劇団浪蔓劇場に参加するなど活動の場を広げ、テレビドラマでは、父親・祖父役、年を重ねたからこその貫禄ある役柄を熱演し、誰もが知る名優です。

昨今では膵臓がんを患い闘病生活を送りながらも、周りには病気を隠して撮影に参加していたそうです。生涯現役。心にグッときますよね。感極まりながら、原点ともいえる初主演映画『牙狼之介』をご紹介させていただきます。

初主演 夏八木 勲　×　五社英雄 監督。野生的な殺陣が魅力のアクション時代劇『牙狼之介』!!

無精髭をはやした素浪人が、流れ着いた宿場問屋の女主人を助けるため、居合い斬りする唖の浪人や金のためなら親でも殺す冷酷非情な剣客たちに、立ち向かう物語。のんびり旅をゆく素浪人でありながら、剣は滅法強い!!

“シャキーン”“バシャーン”と火花が散るような殺陣は、リアリティが溢れまくっていて、圧巻です!!そして、この剣劇シリーズ第1弾『牙狼之介』に続き、第2弾『牙狼之介　地獄斬り』も必見です!!

 

浪人・牙狼之介が行くところ、必ず波瀾の風が舞う・・・『牙狼之介　地獄斬り』!!

罪人護送の三つの唐丸駕篭を見掛けた牙狼之介。一つには、幕府金鉱檜笠山見廻り役を斬ったという孫兵衛。一つには、自称江戸の怪盗黒猫の鬼八。最後の一つには、爛熟した女盛りを匂い立たせる美女鬼あざみのお蓮が乗せられていた。そして、自分の父に瓜二つ孫兵衛に釘付けとなり、後をついていくという物語。

かけ抜けざま、十人血溜りの海。剣が叫び鍔が鳴る、真っ向微塵の居合斬り。このスピード感は、瞬きしている間もありません!!

 

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他にも、沢山!!　夏八木 勲さん出演の作品をご覧いただけます!!

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（Ｃ）東映 　（Ｃ）2002「陽はまた昇る」製作委員会

 

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