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昭和の場末感の香り漂う劇団。「はぶ談戯」に注目!

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2016.10.19(WED)。劇団「はぶ談戯」の舞台「刺毛-シモウ-」の初日。観劇してきました。

 

舞台は、とある地方の避暑地。
コテージが2棟並び、夏を過ぎ、狗尾草(エノコログサ)が 別荘の廻りをグルリと囲み、秋の香りを運んでくる。
『この刺毛、一度刺さったら取り出せないんです。 深く深く潜り込んで、散々、あちこち傷つけて。
最後には、心臓に突き刺さるんですって …………素敵だと思いません?』

 

はい、素敵だと思います。人間の心の奥底には、しまいこんでいる闇があり、光が眩しすぎて目を向けられないこともあります。そんな闇に深く潜りみ、興味深かったです。

【昭和】【場末】【行き止まり】

この世界観を基調としていて、哀愁や泥臭さが漂っています。会話や心理描写が巧みで、ところどころで、懐かしい香りのする楽曲を歌い踊る表現も魅力です。この劇団の主宰であり、全公演の演出を手掛けるお方は、穂科エミさん。これからの作品も、楽しみにしてます。

 

蝶レース

劇団「はぶ談戯」の過去の舞台作品を配信中!

他愛もない人間たち。可笑しくて、哀しくて、愛おしい物語。想いを馳せたり、胸が締めつけらたりします。独特な世界を覗いてみては…………

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(C)はぶ談戯

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