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『モントリオール世界映画祭・審査員特別グランプリ』ザ・日本のオードリーヘップバーンとは・・・!!

9月2日、カナダで開かれている『モントリオール世界映画祭』で、女優の吉永小百合さんが初めてプロデュースした日本映画『ふしぎな岬の物語』が、グランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞!!
吉永さんは「このような賞をいただき、わたしたち、スタッフ一同、本当に感激しております」と受賞の喜びを語る。

★★今回は女優、吉永小百合さんをクローズアップ★★

小学校6年生の時、ラジオ東京(現TBSラジオ)の連続ラジオドラマ『赤胴鈴之助』でデビュー。
高校進学と同時に日活と専属契約を結ぶ。
『キューポラのある街』(浦山桐郎監督)にヒロイン役で出演、ブルーリボン賞主演女優賞を受賞
17歳での受賞は2012年時点で史上最年少記録

学業の面でも多忙な中、早稲田大学第二文学部西洋史学専修に入学し正規の4年間、しかも次席で卒業している。

卒業後は1985年(昭和60年)『おはん』『天国の駅』の演技で、「日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」初受賞。
以降、1989年(平成元年)、2001年(平成13年)、2006年(平成18年)と、最優秀主演女優賞を計4度受賞(歴代1位)している。

当時ブロマイドがあまりの売れ行きに店頭から姿を消すなど、一世を風靡した。
芸能界からも熱狂的なファンは多く、そういったファンを「サユリスト」と呼ぶ。
笑っていいとものタモリさんもその一人で、一浪の末に同じ早大の二文に入学したという筋金入りのサユリストらしい。

昔の邦画界にはヌードも辞さず大胆に現代女性を演じる若手女優が続々と出てくる中、吉永さんが演じ続けた「清純なお嬢さん」像は過去のキャラクターのような印象になってしまっていた時代があった。そんな中、娘役から大人の女性へさらに演技を磨き、俳優として飛躍した。

私の吉永さんのイメージは日本のオードリーヘップバーン的存在であり、『映画女優』である。
いつの時代の作品を観ても変わらない、気品ある美しさは吉永さんだからこそのもの。
今後もう少しで俳優としての道が終わっても、なんらかの形で映画の世界にいさせてもらうことがあれば、プロデューサーでなくてもスタッフの一員としてやっていければと彼女は言う・・・大女優としてではなく、一人の映画を作るスタッフとしての映画にこだわる真摯な姿勢がとても伝わってくる。
これからの映画を作る側としての彼女の活躍も応援していきたい。

吉永小百合さんの他作品はこちらからも☆★

記事担当:なべ子映画女子(お気に入り映画、映画情報をご紹介中★~)

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(C)東映(C)2001「千年の恋 ひかる源氏物語」プロジェクト委員会、東映(C)東映・シナノ企画

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