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全米中に波乱、衝撃をもたらした実話『フルートベール駅で』カンヌ国際映画祭受賞作品

今回は全米中に波乱、衝撃をもたらした実話

           『フルートベール駅で』をご紹介します。

 

●サンダンス映画祭2013作品賞&観客賞W受賞
●第66回カンヌ国際映画祭ある視点部門フューチャーアワード賞受賞

 

銃社会のアメリカ、治安を守る為に銃を所持する警察官、家族を守る為に所持する一家のお父さん、護身用に所持する青年、目的は違えども、皆それぞれに守るべきものがあってこそ、普段から銃を携帯している人も多い。
未だ人種差別の根底も深く、そういった事件も後を絶たず耳にする事も多い。

2009年ニューイヤーズ・デイ。
新年を迎え歓喜に沸く人々でごった返すフルートベール駅で、22歳の黒人青年が、白人の鉄道警官に銃で撃たれ死亡した。
銃を持たない丸腰の彼は、なぜこのような悲惨な死を迎えることになったのか。

この映画はアメリカで実際に起こった事件を題材にし、黒人社会のみならず、全米をも巻き込む影響を与えた黒人青年オスカー・グラントの過去とその事件当日を描いています。

決してよく出来た人間とは言えない青年オスカー・グラント。
犯罪を犯し刑務所に入り、まだ母親に甘え、突き放され、自分には子供もいるというのに・・悔やむ事ばかりの人生。
でもこんな自分をどうにかしたい、娘、恋人、母の為に、今の自分を変えたい!這い上がろうとする!
そして明るい未来が見えよとした矢先・・。

この映画は人種差別から起きた悲劇を描いた作品ではありません。

これからの人生を自分の為でなく、周りの人々の為に恩返しして生きていきたい、生きる希望に満ち溢れた一人の青年オスカー・グラントの死がいかに彼の周りの人々を苦しめ、絶望の淵に立たせたのか、彼がどれほど愛されていたのか、一人の青年の死がこんなにも重く儚いものなのか、観る人の心をぎゅっと締めつけられる作品です。

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記事担当:なべ子映画女子(お気に入り映画、映画情報をご紹介中★~)

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