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不器用な男。でも、粋な男。高倉健様のご冥福をお祈りして・・・

銀幕のスター高倉健さま。11月10日に、83年の生涯に幕を閉じました。この一報が世の中に流れた時、ビデックス隊も、健さんの話題でもちきり。

「えええええ!?」「マジか。」
「森繁久彌さん、森光子さんも、11月10日にお亡くなりになられています・・・。」
「並んでるポスターみてるとシビれますな。」「しびれますねぇ」
「家帰って「ゴルゴ13」を見ようか悩み中・・・」「私も「神戸国際ギャング」をみようか悩み中です」

このように、社長から若手スタッフまで幅広い年代の人々が、悲しみにふける会話を繰り広げている光景を目の当たりにしながら、健さんの存在の大きさと強さを感じたのでした。

 

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1956年にデビューして以来、映画出演205本。自分を「不器用」と称して、人間味溢れる男の生き様を見せつけてくれました。ご冥福を祈りながら、数多くの映画より、厳選して紹介いたします。

 

人気を不動にした任侠映画。健さん神話の始まり!

日本侠客伝網走番外地昭和残侠伝
「日本侠客伝」シリーズ:昔気質の侠気、意地に生きるヤクザ美学。野蛮に暴れまわる姿の裏側には、恩義が溢れているのです。健さんの伝説の始まりです。
「網走番外地」シリーズ:北海道・網走刑務所に服役中のヤクザのお話。いわゆる任侠ヤクザ映画路線とは一味違い、凍えるような脱獄・逃亡劇が繰り広げられます。
「昭和残侠伝」シリーズ:抗争劇。だけど、ハードでバイオレンスではありません。やむにやまれぬ世の理不尽さに、寡黙に、果敢に立ち向かう姿が心に沁みてきます。

 

任侠映画だけじゃない!東映の戦記に、健さんあり!

動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まずあゝ同期の桜最後の特攻隊

「動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まず」:二・二六事件を背景に、青年大尉(高倉健演)と彼の部下の姉(吉永小百合)の悲恋。健さんの渋さと、吉永小百合さんの美しい立ち居振る舞いに、うっとり。
「あゝ同期の桜」:第二次世界大戦末期。「一機一艦」を合言葉に、壮烈な体当たりを敢行した特攻攻撃。空に散りゆく飛行予備学生の姿に、絶句…。
「最後の特攻隊」:終戦の翌日8月16日未明、爆音を蹴って飛び立つ壮烈なる一機。太平洋戦争末期の特攻基地を舞台に、友情や家族愛に、涙と感動が溢れます。

 

ダイナミックでエキサイティング!健さん、カッコイイ!

飢餓海峡新幹線大爆破ならず者

「飢餓海峡」:時代劇の大家・内田吐夢監督が現代劇に挑んだサスペンス。健さん、刑事役。この登場から一気に物語が加速し、ハラハラ…。
「新幹線大爆破」:東京発博多行き新幹線ひかり号で、乗客を人質に、爆弾脅迫事件が発生!スリリングな駆け引きは、手に汗握ります。
「ならず者」:不可解な殺害動機を巡るギャング映画。健さん、ならず者の無国籍ギャング!ちょっぴりキザなところに、ドキュン。

 

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つぶやき:

訃報を知って以来、ずっと。このブログを書いている時も、「テネシー・ワルツ」が、私の脳内リピート中です。

I was waltzing with my darlin’ ~~~♪
さりにし夢 あのテネシー・ワルツ~~~~♪

「テネシー・ワルツ」は、健さんの元妻・歌手の江利チエミさんの名曲です。健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のワンシーンに「テネシーワルツ」が流れた時は、衝撃!「鉄道員(ぽっぽや)」は、筋金入りの鉄道員(ぽっぽや)として、誇りを胸に生きてきた男が、定年目前に人生を振り返る物語。この物語で、この音楽が奏でられたら、もう愛を感じずにはいられません!そして、健さんは、再婚もせず、チエミさんがお亡くなりになられてからは、命日の前後にお墓参りに出かけていたそうで、感慨深いです。健さんは、「職業=役者」というより、「職業=健さん」。そのようなお方ですね。

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 (C)東映

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