2015年は、園子温監督の映画が、続々と公開され、園子温イヤーです!2015年公開作『ラブ&ピース』『リアル鬼ごっこ 2015劇場版』『新宿スワン』の配信も開始しました。人間の滑稽さや情けなさも含めて、人生って愛おしいと感じさせてくれるのが、園マジックです。最新作から激レア作品まで、「俺は園子温だ!!」とばかりに園マジックが炸裂した衝撃作を厳選してご紹介します。
◆◇◆ 2015年、劇場公開作品 ◆◇◆
奇想天外!!なのに、感動!!
園子温監督が約20年前に書き下ろした幻のオリジナル作。しかも、園監督が初の特撮です。冴えない男とミドリガメの絆の物語。そこから、捨てらたおもちゃの物語へと展開し、いつしか怪獣映画に突入!!息をつく間もなくズンズン進み、キテレツな展開。なのに、宇宙級の大きな愛に包まれました。「愛をあきらめない者は救われる。人生は何度でもやりなおせる。」そう信じたくなります。
醜い!!だから、面白い!!
累計発行部数200万部を超える山田悠介のベストセラー小説を、園子温がオリジナル脚本で映画化。全国の佐藤さんが追われるという原作設定を大胆変更し、追われるのは「全国のJK=女子高生」。女子高生が走って逃げて、惨殺されていく…。トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜のトリプルヒロインは、「そこまでしていいの?」と思わずドキドキする体当たりの演技。バイオレンスに、ショックが重くのしかかってきました。
アウトロー漫画の金字塔を映画化!!パンチがあるに決まってる!!
元スカウトマン・和久井健が自らの実体験を元に描いた人気漫画が原作。新宿・歌舞伎町のスカウトマン。目の前では、男と女の欲望が全開!男たちの抗争は熾烈!この舞台を彩る出演者は、綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介と豪華で、存在感がハンパない!でも、社会の裏側にある青春を感じました。園監督作品では、珍しくw爽快感すらあって、新しい面を見たように思います。
◆◇◆ この映画は、観ておきたい! ◆◇◆
237分の衝撃。長尺なのに、ふと気付くと没頭!ヘビー級の映画。
親からの愛がほぼ完全に欠如していることにより、その愛を穴埋めするために変態行為、暴力、宗教等に走る若者…。過激なテーマが、次から次へと、飛びだすわ…飛びだすわ…。で、もちろんR15指定です。特に、印象的なのは、満島ひかりの演技が、むきだし!覚醒された演技に鳥肌立ちました。純粋で壮絶な恋愛叙事詩はあまりにもパワーがありすぎて、もうお腹いっぱいです…。
目を覆いたくなるような…、禁断のエロティック・ダーク・ファンタジー!
ひとりの女の歪んだ愛の行く末。それは、華麗であり、淫靡です。これは現実?それとも、悪夢なの?現実と悪夢を彷徨いながら、危険で過激な迷宮へと足を踏み入れることになります。インモラルすぎるので、賛否両論は間違いなし!個人的には、想像力が掻き立てられる映画だから、好きですが…。
◆◇◆ 激レア!初期作品 ◆◇◆
初期の作品集。物議を醸す作品ばかり…
怒りを爆発させた描写、フェミニンで幻想的な描写、哀しくて退廃的な描写、恐怖を感じる残虐描写…。それぞれの画は、人間の真髄を表現していて、「生」そのものが力強く綴られています。だから、生きるってオモシロイと思えるのでした。
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原作:和久井健『新宿スワン』(講談社『ヤングマガジン』刊)(c)2015『新宿スワン』製作委員会
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